【気胸シリーズ③】~気胸の手術~

体験談
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前回の記事の続きです。

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今回は、気胸と診断されて手術することになった人に向けた記事です。

 

 

たこやき後輩
たこやき後輩

25歳の誕生日に、気胸手術を宣告されました↑↑

 

 

 

気胸で入院しているので、発覚時の状態からその後の入院、退院に至るまでの流れ

ブログ記事にしているシリーズで今回は手術することになってから手術後までの様子

現在入院している方や、気胸のような症状があらわれている人向けに紹介していきます。

 

 

たこやき後輩
たこやき後輩

手術ってどんな感じなのかめっちゃ気になりますよね

 

目次

手術

気胸は入院で治りきらない場合や再発者の場合、手術を勧められます。

手術は大げさなものではなく、内視鏡を使って体に三か所ほど(わき腹と胸のあたり)に

穴を開けて行うものです。

正確な名称としては、胸腔鏡下肺部分切除術っていうみたいですね

 

腹腔鏡手術のイラスト

 

手術の概要は以下のような感じです。

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手術時間:1.5時間~2時間ほど

麻酔  :全身麻酔

やること:肺のうの膨らんだ部分を切除し縫合する

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気胸のイラスト

 

※自分の時は、尿道カテーテルや

血液循環のトラブル防止のストッキングはつけませんでした。

 

手術前日

手術前日から手術前の準備に少しずつ入っていきます。

手術前日は、回診の際に採血があります。自分は6本分ほど血を取られましたが

手術前の状態把握に必要なようです。

採血のイラスト(健康診断)

 

まぁ…とはいっても特筆すべきことはそれくらいで

後はその日の24時から絶食といわれたことくらいです。

(24時から絶食といわれても寝ているのでほとんど関係なしw)

 

後は、看護師さんに不安がないか聞かれたくらいでしょうか…

 

手術当日

手術当日はそれなりにやることがありました。自分の手術は13:30からだったのですが、

昨日からの絶食に引き続き、手術2時間前以降は飲水も禁止となってしまうため、

朝起きたらまずスポーツドリンクを400ccほど飲むように指示をされました。

 

 

その後、体を清潔にします。

自分の場合はシャワーに自力で入れたので

上半身以外をシャワーで流し、上半身をタオルで拭きました。

 

そして昼前に、点滴が始まりました。

輸血や麻酔も入れられるようこの際の点滴は太い針のものでしたw

 

そこそこに痛いw

しかも失敗されて2回打たれましたw(看護師さんがかわいかったから許した)

※手術前の様子です↓

 

そして、13:15頃になり、看護師さんが呼びに来ました。

「そろそろ手術でーす」と

 

 

そこからベッドで運ばれるのかと思いきや

自分で手術室まで歩いていくのが意外でした。

 

手術室はかなり緊張感があり、自分もさすがに少し緊張気味でしたw

ただ、医師の方が「がんばりましょうね!!」と力強く言ってくれるので

だいぶ心強かったです。(医師に惚れそうになります)

外科医のイラスト

 

 

てきぱき準備が進み、しばらくすると

麻酔が注入され始めます。

麻酔が注入されて数十秒深呼吸をしていると、そこから記憶が切り取られたかのように

手術が終わっていますw(これはほんとw)

 

手術の最後の方に、麻酔から起こされて

全身麻酔用に着けていた人工呼吸器を外されます。

正直あまり覚えていないのですが、無理やりせき込んだ記憶があり、結構痛かったです。

 

 

 

そこからは、半分寝ぼけたような感覚で病室(この時は個室)に戻され

3時間絶対安静だと伝えられました。

最初の2時間はほぼ麻酔で寝ていたのですが、

最後の1時間はおしっこがもれそうなのと

人工呼吸器のせいで喉が痛いのが気になり寝れず、地獄でした。

 

3時間の絶対安静が解除されると

飲水、飲食の許可とトイレに立つ許可が下りました。

多機能トイレのイラスト

 

まずは痛み止めをもらい、とにかく飲みました。

ここで薬を飲むために体を起こすのですが、ドレーンが入ってる場所がやはり痛い

(この時点で、点滴とドレーン、心電図が体についています)

 

あと、とにかくおしっこが漏れそうだったのでトイレに行きましたが、

ここで立った時に尋常じゃない発汗と立ち眩みがしました。

熱を測ると38℃とでました。そうです、手術と全身麻酔の反動です。

(個人的にこれが一番気持ち悪くてきつかった)

このせいで、飲食が解禁されたにもかかわらずご飯が食べられませんでした。

 

このあとは、夜20時から朝の6時まで地獄のような夜ですw

トイレに行くのも辛い、寝ても痛みですぐ起きてしまう、時間がとにかく長かったです。

 

何度もナースコールを押して、氷枕やトイレのために体を起こす手伝いをしてもらいました。

この時来てくれた看護師さんには感謝しかありません(普通に優しくて惚れました)

看護師の女の子のイラスト(将来の夢)

 

 



 

手術翌日以降

手術翌日とは言っても夜中に何回も起きてるのでいつからが翌日なのかあいまいですが

手術翌日の朝6時に看護師さんが来てくれたところからにしましょうw

 

悪夢の夜を超えて朝を迎えるとほんとに泣きそうになります。

まず自分は看護師さんにとりあえず痛み止めを所望しましたw

そして非常にお腹が空いたので朝ご飯を持ってきてもらいました。

 

 

気胸の手術は飲食にほとんど関係がなく、すぐにご飯が食べられるところが

不幸中の幸いです。

 

ご飯を食べ終え、ゆっくりしていると回診がきて

「体の調子はどう?」と聞かれ診察が始まります。

その結果、ドレーンはもう外してよいとのことだったので、ドレーンを外してもらいました。

(ドレーンを抜く痛みはほぼない!!)

 

さらに点滴、心電図もこの後看護師さんに外してもらってくださいとのことで

2週間以上ぶりに身軽な体になれました。

 

 

お風呂(シャワー)に入ったり軽く歩き回るのも問題ないとのことでしたが

さすがに、手術翌日でまだところどころ痛みますw

 

チューブが入っていたところは普通に体をひねると痛むし、

切除している肺は咳やくしゃみをしようとすると激痛が走ります。

さらに自分の場合は手術翌日も熱が38℃あってしんどかったです。

(手術の副作用で1日程度で下がる)

 

 

 

自分は手術の翌々々日(3日後)に退院のスケジュールを組んだのですが、

正直、それくらい空けないとしんどいと思います。

退院自体は可能ですが、体の痛みがきついです

メスが入った傷口がそこまで痛まないですが、

(一番大きな傷口で、1センチくらいの切り傷です)

ューブが入っていた部分肺の切除した部分が痛みます。

 

 

 

さいごに

気胸は明確な原因がなく突然発生する病気です。

 

この記事を書いている自分も、とある日曜日の22時ごろ、急に胸が痛くなりました。

初めての経験に、救急車を呼ぶべきか非常に悩むところから始まりました。

自分の経験から二つ覚えておいてほしい事項です。

 

・息苦しい時は救急車を呼ぶ

・絶対に無理はしない

 

この記事が気胸患者の支えになればと思います。

退院からその後の後日談を書ければ、【気胸シリーズ④】として書いていきます!!

【気胸シリーズ④】~気胸の退院と費用~
前回の記事の続きです。今回も、気胸と診断されて手術することになった人に向けた記事です。たこやき後輩気胸の手術無事成功しました!!気胸で入院しているので、発覚時の状態からその後の入院、退院に至るまでの流れをブログ記事にしているシリーズで今回は...

 

今回はこんなところで!!



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